まちかど展示館

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石川島資料館管理者:株式会社IHI(平成24年度認定)

石川島の歴史を克明に記録

日本の重工業の変遷そのもの

地下鉄月島駅を北へ6分ほど歩くと超高層のマンション群がそびえ立つリバーシティ21があります。その低層の建物の中に『石川島資料館』は開設されています。今は埋め立てられてひとつの敷地になっていますが、かつては石川島だったところで、日本における近代的造船業の発祥の地でもあります。この地に水戸藩徳川斉昭の手によって創設された石川島造船所は、現在のIHI(旧社名:石川島播磨重工業)の母体となりました。『石川島からIHIへ~石川島資料館~』は、造船所の創業から現代までと、それと深い関わりを持つ石川島・佃島の歴史や文化とともに、貴重な資料や当時を再現したジオラマ模型などで紹介し、歴史の中でIHIが果たしてきた役割が理解できる貴重な資料館です。

5つのテーマで見やすく楽しい解説

館内は限られたスペースを有効に活用し、5つのゾーン「船を造る」「時代をつくる」「重工業はじめてものがたり」「工場日記」「メモリアルサロン」というテーマで構成されています。館内ですぐ目につくのは壁面いっぱいに展開された「時代をつくる」ゾーンです。石川島の誕生から現代まで、各時代の背景とともに紹介し、歴史の中でこの工場が果たしてきた役割も解説しています。各時代をつくったモノの精巧な模型の下の引き出しには図面などの関連資料が納められていて、自由に引き出して見ることができます。
「重工業はじめてものがたり」のコーナーには世界最大のクレーンなど、石川島播磨が生み出した製品の数々が写真で展示されています。日本の近代産業の黎明期から現代まで日本初や世界初のモノがとても多く、IHIの歴史は日本の重工業史そのものだと気付かされます。

石川島を支えた人々の明るい姿

展示館の奥はほかのゾーンとは違う懐かしくてほのぼのとした雰囲気が溢れる「工場日記」です。工場で働く人々の生活を写真とイラストを駆使したジオラマで再現しています。高度成長時代の活気に満ちた佃工場の一日や地域の人々との温かい交流も見えてきます。また、「メモリアルサロン」では映像ギャラリーや小さなライブラリーもあり、ゆっくり座って石川島やIHI関連の資料を見ることができます。
更に、まちかど展示館のすこし先のIHI本社ビル1Fロビーには入場無料の、ものづくり館「アイミューズ」があり、同社の160年に渡るものづくりの歩みやエピソードを知ることができます。
ちょっと足を伸ばして、“技術立国日本”を代表する企業の足跡を辿るのも一興です。

お話を伺った方

広報・IR室 ブランド推進グループ竹内 祐子さん

■展示館インフォメーション
石川島資料館管理者:株式会社IHI(平成24年度認定)
住所 東京都中央区佃1-11-8
ピアウエストスクエア1F地図
開館日 水・土曜日(年末年始等を除く)
電話 03-5548-2571 開館時間 10:00〜12:00、13:00〜17:00
(入館は16:30まで)
HP http://www.ihi.co.jp/shiryoukan/ 最寄り駅 月島駅6番出口 徒歩6分
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