まちかど展示館 エリア特集

まちと共に歩んできた町会の方ならでは! 神輿庫で川やまちの思い出を聞きましたまちと共に歩んできた町会の方ならでは! 神輿庫で川やまちの思い出を聞きました

兜町・茅場町まちかど展示館

天下祭りのひとつ、日枝神社の山王祭を彩る地域の神輿や山車などの展示。

坂本町公園の改修により、まちかど展示館前が開け、
展示の神輿なども際立つようになりました。

茅場町二・三丁目町会の大神輿を模したシュガークラフトの神輿。
作家は本物を製作した宮大工・田村春吉氏の孫の大倉恵子さん(北海道在住)。

新亀島橋の初代は明治15年の架橋。
平成7年に耐震護岸整備のため現在の3代目が誕生しました。

井上第2ビルの竣工は昭和2年。
和洋折衷の美しさを備えた建築です。

「純心な精神を子々孫々に伝え遺す神社」という意味の純子稲荷神社。

―亀島川近くのお育ちだそうですね?
私が生まれ育ったのは茅場町2丁目で、亀島川は目の前で、新亀島橋もすぐ近くです。父が建材業を営んでいて、ダルマ船を利用して砂を頻繁に運んでいました。店の若手達が川に飛び込んで遊んでいたのを覚えています。戦後の復旧から高度成長へと続く時代には建材屋も各町に一店はあって、亀島川は物資運搬の重要な役目を果たしていました。永代通りにかかる霊岸橋の袂を茅場町2丁目方向に少し入ると、井上第2ビルというレトロな石造りの建物があります。戦前からあるビルで、テレビドラマのロケなどでもよく登場します。そこは元建材屋のビルで、父の勤め先であり、新婚時代の両親が間借りしていたところですが、一見の価値ある風情ある建築物です。また、新亀島橋の傍には純子稲荷があります。とても小さな神社ですが、同名の女性が遠方から来るなど、歴史もある隠れたスポットです。
―展示館に何か変化はありましたか?
隣接する坂本町公園のリニューアルによって展示館の前が広々と開け、とても見やすくなりました。展示のメインは神輿ですが、茅場町二・三丁目の大神輿を模したシュガークラフトのミニチュア神輿の精巧さも素晴らしいので、実物と比較などしてみていただけたらと思います。
箱四町会は住人の多くがマンション住まいですが、町会活動はとても活発です。

お話を伺った方世話人 柴 俊明さん

兜町・茅場町まちかど展示館

管理者:日本橋七の部連合町会
東京都中央区日本橋兜町15-3 坂本町公園内
090-2465-4001(10:00〜19:00)
開館日:通年
開館時間:8:30~20:00
最寄り駅:茅場町駅12番出口 徒歩2分

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