まちかど展示館 エリア特集

2018年12月公開

何かと慌ただしい年の瀬から、一年を振り返りつつ新しい気持ちで平成最後の年明けへ…
江戸城下の中心街として栄えてきた日本橋では、その頃から続く年末年始の催しが多く行われています。
江戸庶民の年越しを想いながら、あなたもでかけてみませんか?

12/26(水)~28(金)納めの歳の市・大出庫市

薬研堀(やげんぼり)不動院
●11:00~19:00(最終日は早目に終了)
●東日本橋駅B3番・B4番出口 徒歩3分

江戸では12月中旬から正月用品を売る歳の市が各地で行われ、薬研堀不動院が最後だったため「納めの歳の市」と呼ばれるように。60年代から付近の繊維問屋街が出店する大出庫市も併催、年末の買い物客で大変賑わっています。

正月飾りや羽子板のほか繊維問屋の露店も多く並びます。主催は薬研堀不動尊歳の市保存会。

江戸時代から続く江戸太神楽(だいかぐら)の獅子舞も行われます。

目黒、目白と並び江戸三大不動として知られる薬研堀不動院。現在は川崎大師の東京別院。

毎月奉納講談が行われるなど講談と縁の深い薬研堀不動院。28日には講談師が愛用した「張り扇」に感謝の気持ちを込めてお焚き上げが行われます。

講談協会の講談師による辻講釈も無料で見られます。

12/31(月)除夜の鐘・年越しそば

石町時の鐘[十思公園]
●深夜0時~ 
●小伝馬町駅4番出口 徒歩3分

かつて江戸市中に時を知らせた時の鐘。普段は鐘楼(しょうろう)に登ることはできませんが、大みそかの夜だけこの鐘をつくことが可能。その後は地元町会によって年越しそばがふるまわれます。
※そばは数に限りがあります。

300年以上前に鋳造された鐘は都指定文化財。

1/1(火・祝)~1/7(月)日本橋七福神詣

日本橋七福神巡りコース
コースマップはこちら

江戸時代に広まった七福神巡り。日本橋七福神巡りは全長4㎞程で普段なら約2時間で回ることができ、日本一短いと言われています。「日本橋七福神詣」は1/7まで行われ、専用の色紙を購入して7つのご朱印を集めたり、宝船を購入した後各神社のご神像を揃えていくというもの。スタンプラリーのように楽しく、可愛らしい七福神のご神像はとても人気があります。

※通常のご朱印もいただくことができますが、1/4までは大変混み合いますので、時間には余裕を持って回りましょう。

①小網神社

福禄寿、弁財天

550年以上前に創建。中央区民文化財の社殿と神楽殿は、戦禍を免れ日本橋唯一の木造檜造りの神社建築に。

●中央区日本橋小網町16-23

②茶ノ木神社

布袋尊

お社の周りに生い茂っていたという茶の木が名の由来。通常無人ですがこの期間だけご朱印がもらえます。

●中央区日本橋人形町1-12-10

③水天宮

弁財天

安産や子授けで有名な水天宮は、1818年に久留米の水天宮から分霊。境内には寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)が祀られています。

●中央区日本橋蛎殻町2-4-1

④松島神社

大国神

14柱の祭神のうち1つが大国様として親しまれる大国主神。近年は良い夢が正夢になるという「良夢札」が人気。

●中央区日本橋人形町2-15-2

⑤末廣神社

毘沙門天

吉原が現在の地に移る前の元吉原の氏神様でした。御神宝の古文書は中央区民文化財に指定されています。

●中央区日本橋人形町2-25-20

⑥笠間稲荷神社

寿老人

茨城県にある笠間稲荷神社の東京別社で、別名「紋三郎稲荷」。境内にはたくさんのお狐様の姿があります。

●中央区日本橋浜町2-11-6

⑦椙森神社

恵比寿神

恵比寿神像は10月の恵比寿神大祭のみ公開。江戸時代に宝くじの前身、富興業が行われ、境内の富塚は中央区民文化財。

●中央区日本橋堀留町1-10-2

⑧寶田恵比寿神社

恵比寿神

日本橋七福神の恵比寿神はここにも祀られており全部で8社。普段は無人ですが七福神詣にはご朱印がもらえます。

●中央区日本橋本町3-10

べったら市 10/19・20

寶田恵比寿神社の周囲に、べったら漬けのほか、日本橋の老舗が出す露天や飲食店の屋台がズラリと並ぶ秋の風物詩。商人にとって大切な歳末の前に、恵比寿神に商売繁盛を願う重要な行事です。

恵比寿神像は家康から賜ったとも
ご朱印は朝から長蛇の列が…

1/4(金)江戸火消し 梯子乗り・木遣り唄

日本橋の百貨店店内・入口前路上

江戸消防記念会・第一区の方々による、日本橋エリアの百貨店における恒例の新春イベントです。
お正月の出初式でおなじみの梯子乗りのほか、木遣り唄と纏振りという江戸町火消しの伝統文化が披露されます。
次々に繰り出される妙技に大きな歓声と拍手が沸き起こります。

日本橋エリア散策MAP

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