まちかど展示館 エリア特集

日本橋エリア 年末年始特集

小津史料館

江戸時代と現代の紙文化の違いって?
年賀状の手作りもできる和紙の総合文化拠点。

―年末のお店の様子は?
小津和紙では、ひと昔前は年末に障子紙や奉書紙、書道用の半紙などがよく売れました。しかし今はポチ袋・カード類・朱印帳・干支の置物などが多く売れます。家の建築様式が変わっていますし、書初めをする子供も減っているようですね。(一瀬さん)
―季節感は薄くなっている?
年賀状もメールで簡単に済ます時代ですが、近頃は自分で作るキット商品が人気です。朱印帳・紙糸リース・和紙で作る動物の張り子・ランプシェード・和紙塗り紙等があります。(一瀬さん)
小津史料館のある3階にはその場で体験して作れる和紙はがき・和紙しおりのコーナーがありますので、気軽に和紙の良さを味わっていただきたいですね。また「和紙のできるまで」という展示室が今年はとても充実しました。和紙の製造工程のほか、古代から現代までの紙と暮らしの歴史を、たくさんのイラストや貴重な実物の展示で紹介していますので、紙の使い方の変遷がよく分かると思います。(小西さん)
―年始はどうスタートしますか?
1月4日は、日本橋七福神巡りのルートに入っているため特に賑わいます。近くの寶田(たからだ)恵比寿神社は普段は無人ですが、お正月はうちからも人が出て交代で開けているんですよ。ぜひ当館にも立ち寄ってくださいね。(小西さん)

お話を伺った方
(写真左から)
展示館副館長 小西 良明さん
主席学芸員  一瀬 正廣さん

小津史料館

管理者:株式会社小津商店(平成23年度認定)
東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル
03-3662-1184
開館日:月~土曜日(年末年始等を除く) 
開館時間:10:00~18:00
最寄り駅:JR新日本橋駅5番出口 徒歩2分、
小伝馬町駅3番出口 徒歩5分、三越前駅A6番出口 徒歩5分
HP:http://www.ozuwashi.net/
【年末年始の展示館および店舗の営業】
◎年内:12/27(木)14:00まで
◎年始:1/4(金)10:00より

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