- ―日本橋との関わりは?
- ここ日本橋本町は江戸幕府によって薬種問屋が多く集められ、江戸の薬取引の中心地でした。「三丁目匂わぬ店は三、四軒、四丁目もまだちらほらと匂う也」と川柳に詠まれるほどで、匂う店とは薬種問屋のことなんです。明治には西洋の薬を輸入したり、後に薬を製造したりと業態は変化してきましたが、日本橋本町はずっと薬の街でした。今も日本を代表する製薬企業が多くあります。ここから歩いてすぐの薬祖神社は、日本橋本町の薬業界が百年以上前から信奉してきた薬祖神がお祀りしてあり、多数の薬に関係のある会社が寄進しているのを見ることができます。
- ―ここはどんな展示館ですか?
- 薬を楽しく知って欲しいと開設した体験型施設です。CG映像や豊富な模型を見て、ゲームやクイズもしながら学べます。来館したお客様には、まずICチップ入りのメダルをお渡ししますので、それを館内の各所に置くことで、お客様に合わせた映像や解説がスタートします。周りの方にはうるさくないように超指向性スピーカーを使っているんですよ。夏休みはご家族連れがたくさんいらっしゃいます。当面は完全予約制のためホームページをご覧になってくださいね。
お話を伺った方広報グループ
三宅 千穂さん
Daiichi Sankyo くすりミュージアム
管理者:第一三共株式会社(平成24年度認定)
東京都中央区日本橋本町3-5-1
03-6225-1133
開館日:火~日曜日、祝日、振替休日(年末年始等を除く)
開館時間:10:00~18:00 ※要予約
最寄り駅:JR新日本橋駅5番出口 徒歩1分、三越前駅A10番出口 徒歩2分
https://kusuri-museum.com/
※臨時休館や開館時間の変更を行う場合があります。詳しくはお問い合わせください。