まちかど展示館 エリア特集

近くの橋について聞いてみました! 水辺のまちの歩みは橋と共に…近くの橋について聞いてみました! 水辺のまちの歩みは橋と共に…

佃まちかど展示館

佃自慢の千貫神輿(せんがんみこし)を見た後は、
佃の歴史が詰まった佃小橋の周りをゆっくり散策。

大幟の下、佃小橋の上を行く住吉神社の八角神輿。漁師町の面影が。(昭和10年)

昭和2年に建てられた佃島渡船の石碑。

江戸時代中期頃から使われた佃の渡し。明治以降は重要な交通に。
※佃島と渡し舟/秋本敏安撮影(昭和37年頃)
※画像提供:中央区立京橋図書館

―佃小橋の周りは昔はどうでしたか?
昭和39年に佃大橋ができる前はこの辺で泳ぎましたよ。佃川で隅田川とつながっていたから、泳ぎが得意な子は隅田川で、あまり泳げない子はこっちで泳いだんです。水上警察には怒られたけどね(笑)。佃は漁師町でしたから、両岸には漁船がたくさん停められていました。川沿いには大きな網を広げて干していたものです。その頃は隅田川を渡るのは渡し船で。佃大橋ができて300年続いた佃の渡しは廃止になり、佃川も埋め立てられて佃堀が残りました。便利になったけれど、思い出すと船が懐かしいね。佃まちかど展示館の隣には佃の渡船の碑があります。(飯田さん)
漁業は昭和20年代ぐらいまでかな。その後は海苔の養殖もありました。今はここに係留される船は釣り船です。佃堀にも休日には釣り客が多く来ます。ハゼの小さいのなどが釣れるんですよ。近年は水がきれいになったようで、今年はカワセミが来てパシャーッと魚を採るところをよく見かけますよ。(渡辺さん)
―例大祭は来年に延期ですね
佃で祭りを仕切るのは佃住吉講(つくだすみよしこう)で、保存のため川底に埋めてある大幟の柱や土台を掘り出すのも仕事です。来年は大幟(おおのぼり)が立った祭の様子を見に来て欲しいですね。(飯田さん)
祭りがないとやっぱり寂しいです。来年は大幟を立てたいね、大変だけど(笑)

お話を伺った方(左)住吉神社 代表役員
飯田 浩さん
(右)佃住吉講
渡辺 陸夫さん

佃まちかど展示館

管理者:佃一丁目町会(平成23年度認定)
東京都中央区佃1-2-10先
03-3546-5346(中央区区民部文化・生涯学習課内9:00〜17:00)
開館日:通年
開館時間:常時開館
最寄り駅:月島駅6番出口徒歩5分

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