まちかど展示館 エリア特集

近くの橋について聞いてみました! 水辺のまちの歩みは橋と共に…近くの橋について聞いてみました! 水辺のまちの歩みは橋と共に…

ふるさと晴海資料展示館

晴海臨海公園で美しい神輿を堪能したら、
知る人ぞ知る鉄道遺構もぜひ見たい。

↑旧晴海鉄道橋は2025年度頃に遊歩道として完成予定。

←晴海線の線路が残るのはここだけ。

↑晴海線は昭和32年国鉄の運行で開通。後に東京都港湾局の専用線に。
※画像提供:中央区立京橋図書館 臨海鉄道晴海線/平井勝夫撮影(昭和34年)

←現在は小川の流れる歩道に。

―晴海の橋について教えてください
晴海運河に架かる春海橋(はるみばし)の隣に、晴海橋梁(きょうりょう)と呼ばれる鉄道橋があります。今は鉄道のない晴海ですが、昭和の時代には「臨海鉄道」と言われた貨物専用線が走っていました。戦後、総武線の貨物線が延長され、昭和32年、豊洲で分岐して晴海ふ頭まで続く「晴海線」が開通しました。晴海ふ頭は4丁目が貨物船が停泊できるように深くなっていて、そこから輸入小麦や大豆、セメントなどの物資を貨物列車に積み替えて運んでいたんです。その頃は、住宅の目の前を列車が通るし、夜中でも荷下ろしをやっていてうるさかったですね。踏切もありましたよ。でも昭和50年代後半にはトラック輸送が増えてね。昭和60年から臨海鉄道の廃線が始まり、最後に残った晴海線も平成元年(1989年)に廃止になりました。操車場の跡地は、昨年から始まったバス路線「東京BRT」のターミナルになっています。
―晴海橋梁はどうなるのですか?
30年以上当時のまま残っていましたが、ようやく今年の春、耐震補強工事をしたうえで遊歩道化すると発表されました。数年後には豊洲側の春海橋公園と一体の施設になるそうです。晴海臨海公園と合わせて、ぐるっと散策できるようになるといいですね!
晴海橋梁を直して人道橋にして欲しいと、ずっと要望し続けてきたかいがあったね。

お話を伺った方晴海連合町会 会長
滝浪 誠さん

ふるさと晴海資料展示館

管理者:晴海連合町会(平成24年度認定)
東京都中央区晴海2-4 晴海臨海公園内
080-7723-3158(11:00~16:00)
開館日:通年
開館時間:常時開館
最寄り駅:勝どき駅A2a番出口 徒歩10分

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