まちかど展示館 エリア特集

銀座・京橋エリア特集 Part.4 川があった時代を越えて今へ銀座・京橋エリア特集 Part.4 川があった時代を越えて今へ

仏壇・仏具の歴史館

伝統の「東京仏壇」からペンダントまで多様な供養を提案する。

創業は寛政4年(1792年)の老舗。安田松慶堂は新橋演舞場のすぐ近くにあります。

東京都の伝統工芸「東京仏壇」の技で、モダンに仕上げた小振りな仏壇。

美しい色や柄のミニ骨壷の数々。モダンなデザインのリンも豊富です。

季節に合わせた表装作品が展示されています。

遺骨や遺灰の一部を納めることができるペンダント。

安田松慶堂オリジナルの短寸の線香。優しい香りと少ない煙が特徴です。

―仏壇とはどのような存在でしょうか?
お仏壇は本来、家の中にある小さなお寺のようなもので、仏像や仏具を飾り、須弥壇の中央にご本尊をお祀りするものです。仏様の傍らにご先祖のお位牌を置き、供養するものなのですが、現代では亡くなった家族を供養するという意味合いの方が強くなっています。忙しい生活の中ですので、朝夕のお参りは大変なことですが、朝は炊き立てのご飯をお供えして、仏様には温かい湯気を召し上がっていただき「行って参ります」とご挨拶を。夜は「ただいま戻りました」と手を合わせるというのが理想です。「チーン」という音が特徴のリン(おりん)は、カラフルな色付きのものやモダンな形の品も増えてきました。実際に店内で叩いて、お好みの音色の品をお選びください。
―手元供養について教えてください。
住環境の変化や核家族化で、お仏壇を置くスペース確保も困難な時代です。それでも、大切な人に手を合わせ、故人をいつも身近に感じていたいという思いに変わりはありません。そんな思いを叶えるのが手元供養で、自宅や身近なところに遺骨の一部を保管して供養するという方法です。ミニ骨壷やそれを祀る小さな飾り棚、遺骨ペンダントなど多種多様なものが登場しています。
線香はこれまでより短いもの、香りも少ないものが普及してきました。

お話を伺った方8代目当主
安田 元慶さん

仏壇・仏具の歴史館

管理者:株式会社 安田松慶堂
東京都中央区銀座7-14-3
03-3542-5771
開館日:年末年始等を除く毎日
開館時間:10:00~18:00
最寄り駅:東銀座駅4番出口 徒歩3分 銀座駅A3番出口 徒歩8分 築地市場駅A3出口 徒歩4分

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