まちかど展示館 エリア特集

銀座・京橋エリア特集 Part.4 川があった時代を越えて今へ銀座・京橋エリア特集 Part.4 川があった時代を越えて今へ

月光荘画材展示館

世界の著名人も愛蔵する「新版画」の美しさを発信し続ける版元。

1966年来日のビートルズが、月光荘に来店。左端は筆を取るジョンとポール。
その右が4人の合作で、世界で唯一の作品。

与謝野晶子の直筆文字が看板となっています。

月光荘の最新書籍。「エノグ屋の言葉集」(産業編集センター刊)

地下階奥の貸し画廊「画室」。
小さくても個性を発揮すべく選考制を導入。

新商品のカラーコンテは、窓ガラスに自由に描けて簡単に消せます。
右は人気のスケッチブック。

—地下スペース改装のきっかけは?
パリで開催されたインテリアとデザインの見本市を視察した際、海外出店を考えたのですが、これからの時代は世界からこちらに来てもらうべきだと考え直しました。そして、西洋発祥の油絵の具をつくり続けている僕たちの美意識の根底にあるものはどういうものかをお見せしようと思ったのです。展示しているものは、月光荘の創業者で祖父の橋本兵蔵が親交のあった芸術家から譲り受けたものです。これまで人目に触れることなく眠っていた数々の名品から、研ぎ澄まされた日本人の美意識を感じ取っていただきたいのです。また、僕たちなりに拘った、展示方法や空間づくりも楽しんでいただけたらと思っています。
—画材以外の商品展開も魅力ですね。
絵を描かない方々にも来店していただきたいので、画材以外の充実も図っています。衣類、雑貨、文房具など、どれも画材同様オリジナル商品です。ユーザーの裾野を広げることが、クオリティーの変わらない絵の具づくりを支えることに繋がるのです。また、「画室」と名付けた地下の貸し画廊は、受賞歴や出身校などに捉われない独自の選考基準を設けて、月光荘らしい個展を開催できるように改めました。
祖父の所蔵品を一堂に会したイベントを企画したいです。

お話を伺った方月光荘主人
日比 康造さん(右)

広報
後藤 麻衣子さん(左)
月光荘画材展示館

管理者:株式会社 月光荘画材店
東京都中央区銀座8-7-2 永寿ビル1F、B1F
03-3572-5605
開館日:年末年始等を除く毎日
開館時間:月~金曜日/11:00~18:00 土・日曜日・祝日/10:00~17:00
最寄り駅:JR新橋駅3番出口 徒歩3分 銀座駅A1番出口 徒歩8分

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